AKTR SPRING SUMMER

News 2011.10.27

リーグ戦

こんにちわ。

 

ずいぶんと間があいてしまいました。

 

前回、大学リーグ戦に触れましたが、すでに終盤。 

 

自分は毎週どこかの会場へ足を運んで忙しい週末を過ごしてます!(更新がなかった言い訳です)

 

その分、言いたいこと書きたいことは山のようにあるのですが、

 

女子はすでに終了。男子はラスト一週を残すのみになっています。

 

 

 

先週、10月23日での東海大学での東海x慶應。

 

逆転優勝のためにも、盛り上がるホームゲームで負けられない東海大学でしたが、

 

慶應・伊藤のブザービーターによるサヨナラ負け。

 

 

東海大学は序盤10点程度リードしたものの、途中交代で入ったガードがボールをうまく運べなかったり、メインガード森田も終始慶應ディフェンスに苛立ちを隠せずゲームを掌握しきれてませんでしたね。

 

また、サイズ的に優位に立つインサイド陣も、そのアドバンテージを活かしきれたと言えず・・・なんか東海のゲームを見るともう少し満原で攻めていいと思うのですがね。

 

この一戦でリーグの大勢が決してしまった感が。

 

今週末(10月29日、30日)の最終週、

 

29日に東海と青学の直接対決。ここで青学が勝てば最終日を待たず青学の優勝が決まります。

 

東海が優勝するには、この直接対決に勝ち、さらに翌日、日大に勝った上で、青学が最終戦で慶應に負けるというシチュエーションしかありません。

 

慶應が再び優勝争いに一石を投じるのか?まあ、東海が勝ってなんぼの話ですが。

 

慶應自体は入替戦行きが決まり、専修と8位争い中!

 

次回は入替戦について触れてみようと思います!

 

 

by   C.RAY 

 

 

 

 

Talk 2011.10.07

バスケットボール全日本代表 竹田 謙 インタビュー

アジア選手権を終え、JBLの開幕を直前に控える竹田選手。アジア選手権、ファッション、彼の異色のキャリア、そして日本のバスケに思うこと。どこがバスケサイトなのかと言われていたSIDEmagazine突然のバスケトーク!
 

 
  
アジア選手権について
 

一同:アジア選手権お疲れっす!
 
竹田選手(以下竹):おつかれーっす。
 
Ryzm 広田(以下 広):残念でしたけどとりあえず感想としていかがでしたか?
 
竹:うーん。怪我人多すぎでしたね・・・。
 
広:だよね、なんか暗くなるから止めよ。
 
Discooo Fukuo(以下F):え?!(笑)
 
AKTR hironova(以下H):みんなが期待してる内容が二言で終わりましたよ、
            さすがSIDE・・・(笑)
  
 
 
 

竹田選手のライフスタイル
 
広:(笑)そんなSIDEmagazineは確認してくれた?
 
竹:しましたよ〜すげーお洒落っすね。
 
H:あざっす!ま、そのお洒落サイト第一号ゲストが・・・
 
一同:竹田選手!
 
竹:真逆じゃないですか?! 大丈夫ですか?(笑)
 
広:全然大丈夫。竹田選手のプレーはお洒落で、スマートよ。
 
竹:(笑)
 
F:普段の洋服なんかは買い物とかどこに行かれるんですか?
 
竹:いきなりっすね(笑)二子玉川っす。だいたいそこで済んじゃいます。
 
広:それこそ地元だもんね〜。(竹田選手は二子新地が地元)
 
H:ニコタマはデカくなってますよねぇ。店も色々入ってるし。
 
竹:そうなんですよ。それこそ先日は二日連続で行って、
  二日連続同じトコで佐藤隆太に会いましたからね。
  お前も何してんだって(笑)
 
一同:さすがニコ学!!(笑)
 
H:じゃあお買い物は奥様と、って感じですか?
 
竹:そうなんですよね〜、普通に。
 
広:もう嫁さんも栃木だっけ?
 
竹:そっすね。それが最近、チームメイトの嫁たちとすげー仲良くなっちゃって。
 
広:婦人会!あるよね。そういうの。
 
竹:きっかけは震災の時にみんな心配だったんで
  何にしても嫁さんを連れてきてたのでそこで知り合って。
 
広:そうだよね〜それに奥様たちは悩みも一緒だしね。
 
H:良い感じですねぇ。家族ぐるみでね。
 
広:良い話のところすいませんがバスケストリートが渋谷に出来たの知ってます?
 
竹:なんすかそれ?
 
F:センター街にバスケストリートって名前がついたんですよ。
 
竹:ブレックスアリーナ的な?
 
広:いやいやそれはちゃんと理由あってだけど、
  これはちゃんとした理由は無いっしょ。
 
F:なんかあるでしょ!
 
竹:でも知らなかったっす・・・。
 
広:よし!じゃあこれも止めよう。振っといて悪いが説明めんどくさい。
 
F:でた・・・(笑)
 
広:でもブレックスはそれこそアリーナもしっかりネーミングライツしてて、
  どんどんブレックスの名前の付くもの増えてるもんね。
  今度も新しく施設できるんだよね、すごいよ。
 
竹:皆さんのお力あって。でも施設って言っても元々は倉庫なんですよ。
 
広:倉庫?
 
竹:空いてる倉庫にラインを引いてリング持ってきてみたいな。
  僕まだ行ってないんですが、こういう風になりましたって写真を見たんですけど、
  まだ「安全第一」って貼ってありました(笑)
 
一同:(笑)
 
広:そりゃそうだ。。怪我人多すぎだし(笑)
 
F:まぁ何はともあれ、ちゃんと名前がつく理由ありますねブレックスは。。
 
広&H:(沈黙)
 
F:・・・?
 
 

 
 
日本のバスケ界で異色のキャリア
 
広:さて、ここから本番。僕が一番竹田さんに聞きたい事。
  いままでのキャリアの事なんですが。
  もちろん、トップに行ってからのキャリアは皆さんのご存じの通りですが
  やっぱり特筆すべきは、国学院久我山、青山学院大学とバスケのエリート街道を
  歩いてるように見えて実は全て一般入試からの入部という
  極めて特異なキャリアを歩んでこられたという事。
  これについて色々聞きたいです。
 
H:えー!全部一般受験ですか??
 
竹:そうなんですよ。バスケは中学校からで。
 
H:始めたきっかけは?
 
竹:お姉ちゃんがやってたんですよ。お姉ちゃんが楽しそうに部活の話をするんで。
 
広:おー、なんだかまた良い話系だね(笑)
 
H:そこから始めて中学はどうだったんですか?
 
竹:くそ弱かったです。3年間で2勝くらいしかしてない(笑)
 
H:それは弱い・・・(笑)
 
広:ちなみに何中?
 
竹:西高津中です。
 
広:その西高津中からなんで名門国学院久我山に行きたいと?
 
竹:やっぱり負け続けたのもあり強いチームに行きたいなって。
  そこで塾で合格ライン高校のリストから月バスでよく見かける高校を探して。
 
広:それが久我山だったと。
 
竹:そうなんですよ。でも神奈川の高校とかも受けようと思ったんだけど
  やっぱり渋谷の定期欲しいな、みたいな。憧れが・・・(笑)
 
F:わかる(笑)
 
広:わかるよ、田舎者の気持ち(笑)でも完全お呼びでない状態からの入部でしょう?
 
竹:もう怖いもの見たさでしたね。
 
H:すごいなぁ。
 
広:そして1年時にはいきなりウィンターカップ準優勝。
 
竹:そうなんですよね〜。
 
広:いや〜関係ないけど、あの時は梶山さんはモテモテでしょ!
 
竹:ですよね(笑)
 
広:そんでその凄い経験をして2年生からは?
 
竹:全然勝てないっす。スタメンで出させてもらったんですけど
  2年も3年も勝てなかったっす。都でもベスト16とか。
 
広:一般入部で2年でスタメンってのも凄いけど勝てなかったのはやっぱり悔しいよね。。
 
竹:そう、それでやっぱり大学でも強いところでやりたいなって。
 
H:それでまた渋谷に近い所を選んで!!
 
竹:そうです、っていやいや。
  何度か試合見に行ったり準優勝時のキャプテンだった岩本さんが
  実家も近くて仲良かったんですが、青学に在籍してて。
  雰囲気がすごく良かったんで。
 

 
広:でもそれも一般入試でしょ?
 
竹:そうなんですよ。
  しかも高校時は理系だったんで理系で部活するのは厳しいので文系に行こうと思ったのですが
  文系の一般推薦は理系では取れず。
 
広:えー、それはマジですごい。
 
竹:でも数学使えたから。
 
広:関係なく凄いですよ。
  間違いなく現在トップリーグに居る中では頭の良さ上位に入りますね(1位は岡田君ね)。
  そして4年時にはとうとう。
 
竹:そうですね、3冠を。
 
F:えー、すごい!!
 
H:うっぷん晴らしましたね。
 
竹:いやいやメンツがよかったんですよ。
 
広:佐藤稔浩いたしね。
 
竹:あいつは天才。
 
広:本当にねー。客が予想外に思うプレーができる選手ってなかなかいないよ。
 
H:でもそんな結果出してその先ってのはな何か考えていたんですか?
 
竹:バスケで?
 
H:そう。
 
竹:いや。全然考えてなくてサラリーマンで良いかなって。
  3年の終わりか4年の初めには東京海上から内定もらって、
  バスケしながらサラリーマンでいいかなぁって感じで。
 
H:そうなんっすか?そこからアルビはなぜ?
 
竹:当時試合してたんですよアルビと、JBL2でそこで凹されるわけですよ。
  会場は盛り上がってるし、なんかいいなぁって。
  そこでトライアウトの話があって。
 
広:やっちゃえ、みたいな。
 
竹:行っちゃえ、みたいな。
 
H:負けが続くとやりたくなるんですね(笑)
 
竹:そうかも(笑)
 
広:改めてやっぱり、竹田選手のキャリアは一般的なエリート街道ではなく、
  それこそ全て自分の手で掴み取ってきたものですよね。
 
竹:たまたまっすよ。
 
 
すべての原動力は「好奇心」
 
広:そのモチベーションというか、その行動に向かわせた気持ちって何だったんですか?
 
竹:そうですねぇ、一言で言うと「好奇心」ですかね。
 
一同:ほぉ、好奇心!
 
竹:何事もやってみないとわからないじゃないですか?
 
広:「知りたい」という欲求ね。
 
H:知的。
 
広:やっぱり一般入試、知的なキーワード!!
 
竹:やらないで後悔はもちろんしたくないし。
 
広:その初心から繋がる好奇心がモチベーションなんだね。正直努力するとか、しなくちゃとかは当たり前で
  結局そのモチベーションをどこからって話だもんね。好奇心がモチベーションならモチベーションは無限だわ。
 
H:だから実力も伴って、行動力に結果が付いてくるんですよね。
 
広:バスケが好きとか楽しいとか、そんなんは大前提だしね。それだけでプロなれるなら、皆なれるって話だよ。
 
H:その好奇心が結局、全日本にまで続くわけですよね。
 
広:凄いよね〜。好奇心持ってりゃ全日本に行ける!みたいな(笑)
 
竹:いやいやまぁ嬉しいですけど、トムがHCだから。ゾーン要員ですね。
 
広:いや、しかし本当に機能しなかったよね〜。何で負けたのフィリピン戦。
 
F:うわ、話戻った!!
 
竹:やっぱり怪我人多くて準備不足も正直ありました。
 
広:まぁあれで勝っちゃってもダメなんかね。
  これで勝てるって思っても何の解決にもならんしね。
 
 

 
日本のバスケに思うこと
 
H:ぶっちゃけこの日本が勝てない現状どう感じてます?
 
広:何か案はないの?プレイヤー側から感じるさ。
 
竹:まぁ正直僕はやっぱり海外に行くべきだと思います。
 
広&H:来た!!
 
竹:海外のプレーを学ぶのももちろんですが
  それ以上にもっとプレイヤー自身が精神的に強くなるために
  あえて理不尽な環境や、ガツガツしないと生き抜けない状況に身を置くべきだと思うんです。
 
一同:おおおお〜!!
 
竹:やはり日本は環境が恵まれ過ぎてて、ハングリーさが足りないというか。
 
広:石崎選手なんかはどうなの?海外から帰ってきて。
 
竹:やっぱり成長してますよ。
  あいつはチャレンジしようっていうモチベーションが高い。
 
広:まぁ皆がみんなじゃないよな。将来考えちゃうわけだもんね。
  でも本当にガツガツさが無いのはわかる。
  今回は太田は良かったよね。ガツガツ止めてたよねジャンリャンを。
 
竹:本当に。やっぱりbjリーグで外国人とやりあってるからですかね。
  僕らもベンチで叫んでましたよ、「NBAいけるぞ!!」って。
 
広:けど本当にがっつく事で色々開けるよね。
 
竹:それにドイツ遠征で向こうの選手と話したんですけど
  やっぱりみんな大人なんですよね。
  将来のビジョンもプレーの事も、色々考えててそれを会話で表現できる。
 
H:日本の選手は違うのか。
 
広:そう思うとやっぱり日本の選手は人間的な未熟さがあるのかもね。
  国内のジュニアからトップに繋がる育成の問題になっちゃうけど。
 
竹:やっぱり一人ひとりが大人になって行かないと。
  海外行くことで英語もそうだし生活の面もそう努力しなくちゃいけない事が多い。
  だからこそ成長に直結すると思うんです。
  サッカーもそうじゃないですか?
 
H:そうだよね。みんな海外行く前から勉強してたりしますよね。
  サッカー頑張るのは当たり前で。
 
広:サッカーは海外行ってる選手は若いけど、
  人間的に大人に見える選手が多いのはそういう側面あるのかもね。
  だからこそ結果も伴うのか。心を整えてるってわけだ。
 
竹:それこそ別にユーロだとかアメリカとかこだわる必要無くてアジア圏でも全然良いと思う。
  
広:実際どこも日本よりレベル高いわけだし。
  高飛車になってユーロだとかアメリカだとか気取る必要ないわな。でも金銭が問題ね。
 
竹:そうなんです。海外じゃ絶対にもらえない金額を日本でもらってるし。
 
広:成長してもらわなきゃ困る選手に限ってそうなりえるよね。
 
H:竹田さんはもしこんな時代で若かったら?
 
竹:もちろん行ってます。行ってみたい。
 
一同:お〜!好奇心〜!!
 
竹:(笑)技術的にもやっぱり若い時に世界のレベルってのを知るべきですよ。
 
広:本当にそう思う。いい加減にボードにふつうにレイアップ行くのやめてほしいわ。
  なに世代を超えてブロックされ続けてんだって感じだよ。
  アイバーソンやジノビリがブロックされないで
  NBAのインサイドでシュートが打てたのは高さのせいじゃないでしょ?
  そういう技術的なものを真剣に世界と照らし合わせて変えてくべきなんだよ。
 
H:確かにね。
  
広:そういう技術革新、人間的な成長を促すためにも
  やっぱり若い世代はどんどん大海に出てほしいね。
 
竹:そっすね。
 
広:最後になりましたが、もうすぐリーグが始まります。ありきたりですが抱負を。
 
竹:まずはプレイオフ。前半戦上位で折り返して、
  後半戦良い感じでプレイオフにさえ出れればブレックスはやります。
 
広:あるある!ブレックスファンとしては、あのチーム全体がゾーンに入る感じ忘れてません!
 
竹:そうなんですよ。
  どんどん良くなってくチームなんで最後はもちろん優勝を狙いたいですね。
 
広:もう一度。
 
竹:はい。
 
H:みんなで応援します!今日は本当にありがとうございました。
 
広&F:あーざっす!
 
竹:こちらこそありがとうございました。
 
 
竹田 謙(たけだ けん)
1978年10月5日生まれ
神奈川県出身
リンク栃木ブレックス
全日本代表
ポジションはガード/フォワード

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● 取材協力


Cafe&Bar 12
03-5787-6337
東京都世田谷区駒沢4-1-22 JCS駒沢ビル 2F
12:00~24:00
ランチ営業
http://www.cafe12.net

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