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News 2012.07.11

ロンドンオリンピック世界最終予選を終えて

 ロンドンオリンピック世界最終予選をテレビで応援された方は多いと思うので、ご存知かと思いますが、バスケットボール女子日本代表「ハヤブサジャパン」はロンドンオリンピックへの出場権を獲得することができませんでした。

 

予選リーグを1勝1敗で終えた日本は出場決定戦で2010年世界選手権準優勝のチェコと対戦。出だしで大きくリードを許してしまうも怒濤の追い上げ。わずかに及びませんでしたが、残り1枠を賭けた敗者復活トーナメントの初戦ではチェコ戦後半の勢いそのままに宿敵韓国に歴史的大勝。勝った方がオリンピック出場となる最後のカナダ戦。チェコ戦同様、出だしのつまずきがのしかかってしまい、わずかに及びませんでした。

 

試合後、テレビに映し出された吉田選手、矢野選手、大神選手・・・のインタビュー、そして各選手のツイッターを見ていてもメンバー一人一人の気持ちが溢れんばかりに伝わってきました。前から分かっていたことなのですが、男子日本代表にないものがここぞとばかりに明白に伝わってきましたね。

 

今回、悔しい経験となった女子日本代表ですが、女子バスケットボールの未来は明るいと思います。今大会、もはや日本のエースとして君臨した間宮はまだ22歳。国際舞台においてインサイドで得点が計算できる日本というのは近年ではないことでした。185センチと決して国際試合において大きくないですが、もう一人、今大会インサイドで安定したプレイを見せてくれた高田とともに、そして今大会惜しくもケガの影響でメンバーから外れてしまった渡嘉敷が高さを補っていけばこれまでにないインサイドでも諸外国に渡り合える日本というのも見えてくるはず。

 

フォワード陣でも長岡、宮澤を筆頭に若年層の世界大会で実績を残してきたメンバーが次々と控えます。強いていうのならば吉田が10月で25歳と中堅になってきた今、次なるガードを発掘、育成したいところ。やはりU-19世界選手権でベスト5やアシスト王を獲得した町田あたりでしょうか。

 

 今大会、NHK-BS1で全試合放送してくれたこともあり、女子日本代表のゲームを初めて見たという方も多いのではないでしょうか。これを機に今後ともぜひ女子バスケットボール日本代表の応援をよろしくお願いします。そして彼女らがプレイするWJBLもぜひ注目してみてください!9月28日、代々木第二体育館とパークアリーナ小牧で開幕です!

 

 

 

By  C.Ray

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