AKTR SPRING SUMMER

Talk

roots 2011.07.07

Roots ルーツ


 

AKTR hironova(以下H): 一回目は皆さんにとってバスケットボールのルーツってなんですか、ってところから話したいんだけど、HIROTAさんはいかがですか?
 

Ryzm HIROTA(以下広):やっぱ中学生のときに見たマイケルジョーダンとかマジックジョンソンとか、まあその辺りなんですけど、別に普通だしこんな話多分面白くないよね・・笑
 

一同:(笑)
 

Discooo fukuo(以下F):すげーふつう。
 

H:マジでふつう。
 

広:ふつうの話になっちゃう。二人に聞いても同じでしょ?hironovaとは年齢も同じだから、一緒だよね。
 

H:この話やめますか?
 

広:やめましょう(笑)。例えばどんな音楽聴いていたとかの方が、面白くない?バスケで仕事してる人たちの音楽のルーツ(笑
 

F:音楽ってファッションにも大きく関わってくるからいいんじゃないですか?
 

H:じゃあ、音楽のルーツってことで。初めて買ったCDとかなんですか?
 

広:初めて買ったCDですか?けっこう恥ずかしくなる所攻めますね。まあ外せないけど。
 

F:僕は初めて買ったのプリンセスプリンセス。
 

一同:(笑)
 

広:でた!待って待って、僕も一緒だから(笑)。
 

H:まじっすか?
 

F:意外な共通点見つかっちゃいましたね。僕は、「世界でいちばん熱い夏」。
 

広:僕は「LOVERS」アルバムね(笑
 

F:ってことはプリプリがルーツってことになるのかな。まさかそこにいっちゃうとは。hironovaさんは?
 

H:僕は、ザ・ブルーハーツですね。ファーストアルバムの「THE BLUE HEARTS」です。
 

広:まぁ僕らはCDの前にカセットの時代があるからな・・笑・・じゃぁ洋楽は?
 


 

F:多分ピストルズですねー。
 

広:いいねえ。ちなみに僕は、中2で買ったデビッドボウイですよ。
 

H:いきなりデビットボウイですか、我々世代で。
 

広:中学時代は布袋さんが僕にとっては神だったんですよ。布袋さんが音楽に目覚めたのが、T-REXだとかグラムロックだっていうので、そこからグラムロック聴いていましたね。hironovaは?
 

H:ぼくっすか、ガンズ・アンド・ローゼズでしょ、やっぱり。ターミネーター2観てたら流れてきて、何だこれカッコいいぞって。
 

広:確かにそれはあったなあ。
 

H:広田さんはそのままグラム街道まっしぐらですか?
 

広:いやそうでもないですよ。雑多に聴きました。もちろんパンクも。でも福生くんみたいにファッションパンクではないですよ。
 

F:おれファッションバンクじゃないし!
 

広:あっそぅ・・。でもやっぱ中学生とかってパンクにいくよね。
 

H:いきますね。まあ僕はパンクというより、PANTERA聴いてましたけどね(笑)。
 

F&広:ヘビメタ?!笑
 

H:そっち方面ずっぽしいきましたよ。男子校だったんですけど、そっちの方にいく奴が周りにも多かったすね、悶々としているからか。そこから当時グランジとかが全盛期だったんで、
グランジとかを経て、高校1年生の時デビューしたオアシスを皮切りに、ロックとかにシフトチェンジしましたね。そこでUKからピストルズに戻るみたいな感じでした。
 

広:僕もロンドンなノリの方が好きだったな。ロンドンてスタイリッシュに見えるわけよ。
 

F:じゃあニューヨークドールズとかは通んなかったの?ラモーンズとかは?
 

広:あれはあれでカッコいいし、好きだけど、ファッションの雰囲気とかはちょっと苦手だったね。結局はピストルズが・・というよりマルコムマクラーレンが好きだった。
 

H:そこはみんな共通で通ってますね。
 

F:そうですね。
 

広:マルコムが大好きで。
 

F:マルコム、ヴィヴィアンウエストウッドですよね。
 

広:服とかも含めてルーツって言うならば、マルコム・マクラーレンですよね。マルコム・マクラーレンが服も音楽も、カルチャーをミックスしていってる感じがたまんなかった。ヴィヴィアンとの服も好きだし、個人名義で出しているCDも好きだった、あれすげー違和感でしょ?!
 

 

H:そう、ただ聴いているうちにカッコいいってなるんすよね。
 

広:でしょ。結局新しいもの作ったときとか、聴いたときとかやっぱちょっと違和感があるっていうか、何だろうこれっていう感覚あるじゃないですか?
 

H:わかるわかる。最初聴いたとき、すぐに良いとは思わないけど、どんどん聴きたくなる感じですよね。
 


 

F:何だろう感ですよね。その感覚がルーツとして近いんじゃないですか?
 

広:Ryzmもそうだし、AKTRもそうだろうしね。最初何これって受け入れられなくて、でもだからこそ新しいモノなんだよっていうのはありますよね。
 

F:AKTRも思いっきりそうですよね。
 

H:そうですよ。ブランドのコンセプトとして違和感は大事にしています。ウェブサイトにも書いてるし。
 

広:AKTRそうなんですか?!すばらしい。
 

H:書いてますよ、RyzmでもAKTR商品扱ってるんですから、ウェブくらいたまには見てください(笑)。
 

広:はい(笑)。
 

H:スポーツウェアのメーカーだけど、いかにもスポーティーっていうのがいやで。これってスポーツする時に着るのかって、最初ちょっと戸惑うような物作りは、最初から心がけています。
 


 

F:新しいものって違和感からしか生まれないですもんね。
 

H:いやそれはどうか知らんけど。
 

F:あれ、違うかな・・笑
 

一同:(笑)
 

H:すんなり良いものもあるでしょ。
 

F:ですか・・ね・・笑
 

広:でもRyzm始めた時って、バスケって今みたいに色々なシーンがあったわけじゃないし、みんな違和感だったと思うんですよ。何だこれって。Tシャツにバスケットボール描いてないじゃん!?って言われるような時代でしたからね。
 

H:だって、バスケットボールといえば、やっぱりアメリカじゃないですか。NBA、ドリームチーム、ジョーダンみたいな。音楽といえばHIPHOPのイメージが強い。そこにRyzmはいきなりロンドン、パンク、マルコム・マクラーレンからバスケットボールですもんね。
 

広:自分の生きてきたルーツの中から出てくるもの以外は本物じゃないって感覚があるんですよ。こういう音楽聴いて、こういうファッションが好きで、だからこういう生き方してきてって。もちろんヴィジュアル的なものでなくて、哲学、思想的な・・ね。
急に話まとめたけど・・笑
 

F:その時代に場所は駒沢で店をオープンするっていうのは、相当勇気が必要だったんじゃないですか?
 

広:うーん、あんまり考えてない。
 

H:考えてなさそう(笑)。なんで駒沢だったの?
 

広:それは、よく夜に駒沢でバスケやってたし。

F:いきなり駒沢にワールズ・エンドみたいなお店作ろうとしたんですね。
 

広:そう。ここだけ時計逆回りしてますよ。ある意味。。
 

H:じゃあ駒沢公園通りは、今後キングスロードって呼ばせてもらいます。
 

…続く
 
 
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● 取材協力 


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12:00~24:00
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