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News 2012.01.03

九電!

オールジャパンが行われていますね。

 

個人的には7年前から追い続けているチーム、九州電力が三度目の出場にして1勝をあげるとともに、3回戦まで進出しています!

 

公式サイトのレポートにも掲載されていましたが、社会人(サラリーマン)でもできるってのを見せてくれましたね。

 

この九州電力を大まかに紹介すると、元々は同好会のような感じで強いチームではなかったのですが、1999年のインカレで同志社がベスト4になった時のシューターである前主将の長澤諭史選手が在籍していました。

 

そして、2004年。現主将の平山稔が入社。翌年には平山の福大大濠高同期である柚木毅、さらには平山を慕い平山の専修大の後輩、中川直之が入社します。

 

この年から実業団の全国大会に出場するようになりました。

 

さらに翌年、専修大から伊藤孝志(現性:毛利)が入社します。中川、長澤、平山、柚木、伊藤。全国大会レベルの5人が揃い、一気に実業団チームの強豪へ駆け上がりました。

 

この2006年にJICで準優勝すると全国実業団では優勝、翌2007年は社会人選手権で優勝し、2008年のオールジャパンへ初出場します。

 

しかし、強豪チームへ進化するとともに、相手のマークも厳しくなり、また当初の若さを生かしたガムシャラさと勢いだけでは勝ち抜くことが難しくなってきました。また、精神的に気持ちが入っていないと下位回戦で敗退することもしばしば。

 

大きな転換を迎えたのが2008年。夏にアイシンでプレイした山口健太郎が加入します。当初は選手として加入。実業団界で抜群のインサイドの強さを持つ横河電機に対抗するのに大きな戦力になるはずでしたが、加入後まもなく大きな怪我を負ってしまいました。

 

ここから山口はコーチとしてチームを見るようになりました。選手登録もしていましたが、コーチ主体でアイシンで培ったバスケットのノウハウをチームに伝授。事実主力の5人はすでに中堅からベテランに差し掛かっていたので。こういったものが必要だったのでしょう。

 

2010年度は社会人選手権で実業団界で無敵を誇っていた横河電機を準決勝で破り、オールジャパン出場。年の明けた2月の全国実業団選手権でも決勝で3年連続決勝で敗れていた横河電機に勝ち4年ぶり2度目の優勝。

 

2011年度は慶應義塾大から有望新人・酒井祐典も加入し、実業団界の新盟主として君臨するかと思われましたが、9月のJICでは初戦で日本無線によもやの敗退。この敗退は社会人選手権に出場できないことを意味し、すなわちオールジャパンへの最初のチャンスをいきなり逃してしまいました。

 

しかし、しっかりとチームを立て直し、強豪ひしめく福岡総合選手権、九州総合選手権を制して九州代表としてオールジャパン出場に漕ぎつけました。

 

過去二度のオールジャパンでは九州電力らしい試合ができませんでした。今大会、初戦の三井住友銀行戦も決していい出来ではなかったですが、オールジャパン初勝利を上げると、続く二回戦はようやく九州電力らしいゲームが展開できました。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、九州電力ってこんなチームです!実は最初の原稿はこれの5倍あって…。しかもそれでまだ2006年のJIC準優勝までしかいってないという(笑)紹介するスペースがあったら、またの機会に紹介しますね。

 

明日はJBL・トヨタ!

 

明日も九電らしく。

 

 

by C.RAY

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